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住宅ローンの借入条件、審査方法



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ローンの固定・変動・選択型・その他
現在の金融機関の住宅ローン商品は、大きく分けて「長期固定」、「変動」、「固定期間選択型」の3つのタイプが主流となっている。「長期固定」は、金利が3%前後からとやや高めの設定となっているが、金利上昇を心配することなく、安定した支払いが継続できる。変動金利は、最低年2回の見直しに応じて金利が変動する可能性があるが支払いは基本的に5年間変わらず、利息と元金の調整で処理されるのが一般的。固定期間選択は、銀行等の金融機関が最も力を入れている商品で、1〜10年の金利が固定される年数によって低金利で支払いができる。ただし、金利が上昇していくと当然リスクを負うことが懸念され支払方法であることをよく知っておきたい。
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ローンの借入条件と審査の適合性
借入れをするための申込み者の基本的な条件として、国籍、職業、勤続年数、年齢、収入金額、返済比率、担保、団体信用生命保険加入、融資期間、保証料、火災保険などがある。この他にも場合によっては、連帯保証人、収入合算、親子リレー、共同担保などの付加条件が求められることもある。
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ローンの借入に必要な基本条件

国籍・住民票
申込者本人が現在住んでいる住所(住民票がある住所)と本人の国籍が必要となります。日本人で現在の住所に住民票がある方は何も問題ありません。住民票が別の場所にある方は、借入れの際には住民票を異動することが前提(実需のため)です。セカンドハウスの場合は、この限りではありませんが、別の条件を求められることがあります。外国人の方は、国籍がなくとも永住許可が取れていれば借入れ可能です。申請中の方は日本の金融機関では借入れできません。借入れの場合には、市町村の役所・役場で発行する「
外国人登録原票」または「永住許可証」が必要です。

職業・職種・役職・資格
公務員や大手企業に勤めている方、有資格者などの専門職は公にみても評価が高く、まず借入れに心配は不要です。日本は景気に左右されやすい経済大国ですから、サービス業などは評価が低いと考えておくべきです。特に保険業、不動産業、飲食業、運送業…などで中小企業や地場産業はその人が勤める年数、役職、年収、会社の経営状態が本人の個人信用情報以外で審査基準になります。会社の審査基準は、帝国データバンク、金融機関取引状況などから格付けにて判断しているようです。

勤続年数・開業年数
申込者は、「働いていてかつ継続して安定収入の見込める人」しか借入れできません。申込者が会社員の場合の銀行等の金融機関は、「正社員であり1年以上勤務している方」が基本条件です。しかし、スキルアップ、Uターン就職、有資格者の転職、前会社の倒産などの正規理由がある場合は1年未満であっても審査の対象になることもありますので、諦めないで下さい。「雇用条件(社員契約書)」、「現在までの給与証明全て」を用意して相談してみましょう。銀行以外のGE Moneyオリックス信託銀行のような金融機関では、派遣社員、アルバイト、パートなどであっても申込み可能です。審査基準をよく参考にしてください。申込者が自営業の場合は、開業してから最低2年以上経過していること」が基本条件です。2期分の「決算報告書」と「確定申告書」がなければ審査は極めて難しいと考えた方がよいでしょう。しかし、仮に1期分であっても、会社の取引先、経営状態、業務内容によっては信頼が厚いことも予測されますので、諦めずに仮審査を受けてみることが大切です。決算報告書」、「確定申告書」、「試算表」、「法人税・市県民税・国民健康保険の納付証明」などを用意して相談してみましょう。

年齢・借入れ(償還)年数・融資期間
融資には借入れ年数が予め決められています。建物の構造によって異なりますので、一戸建てとマンションなどの集合住宅でも違いがあります。最長はマンションなどに適用される
35年返済です。しかし、親子2世代で返済するリレー返済などの特例もあります。年齢は、どの金融機関も最高75歳〜82歳までに完済を考えています。例えば、50歳の方が最長80歳までの住宅ローンを申し込むと、35年返済はできず、最長でも30年返済ということになります。簡単に言えば、年をとるにつれローンが長く組めないという状況に陥ることになります。「早く借りて安く組み、早く支払いをスタートし、早く返済を終わる」これが住宅ローンの鉄則です。

収入金額・返済率
一般的には個人の税込年収(所得)により借入れできる住宅ローンの金額がおおよそ決められています。これは、所得から返済能力を逆算し、返済可能か否かを保証会社が審査しているからです。住宅金融公庫が借入れの中心だった頃は、年収の5倍がおおよその借入金額のMAXとして1つの目安とされていました。しかし、今日では銀行ローン商品の場合は、
年収の6倍前後が1つの目安とされています。これは、返済率の逆算から年間返済率30%以内を考えた場合、年収の約6倍にあたるからです。もちろん、職業、職種、会社の規模、資格などによりこの基準が7倍にも8倍にもなり得ます。逆に年収が300〜350万円以下になると返済能力を問われますので、返済率が25%以内に設定され、年収入の5倍以下しか借入れできないことも多々あります。その場合は、配偶者・同居予定者の年収合算、連帯保証人、証有する土地建物の共同担保などで返済能力を上げて借入れ上限を増やすことができます。返済率で借入れ金額が決まりますが、そもそも返済率とは、「全てのローンの1年間の支払い額÷税込み年収」を算出したものです。例え住宅ローンの返済率が基準を満たしたとしても、他にオートローン、カードローン、ショッピングローン、連帯債務、連帯保証など個人信用情報にあげられる全てのローンが返済率の対象になっているので、整理してから審査に望まなければならないということをしっかり覚えておきましょう。

担保・連帯保証(人的担保)・抵当(物的担保)
担保には、大きく分けて人的担保と物的担保があります。人的担保とは、わかりやすく言えば、申込本人の返済能力の不安要素を補うために、配偶者や親族に連帯保証人になってもらうことです。連帯保証人ですから、借入れにたいして連帯して責任を負い、申込本人が返済できなくなった場合にその債務を負うことになります。物的担保とは、所有する土地建物に抵当を付け、返済ができない場合にその担保物権で債務を補うことです。住宅ローンを借りる場合は、原則その借入れ物件に対して抵当権が金融機関より設定されます。その土地建物そのものが物的担保になります。さらに申込本人に不安要素があれば、別に所有する物件や親族の資産に同時に担保付ける共同担保という方法で保証会社の信用を得て、住宅ローンを借入れできる場合もあります。

団体信用生命保険加入義務
住宅金融公庫がローンの主流だった頃は、万一に備える借入れに対する保険(団体信用生命保険、以下「団信」)の加入は任意とされていました。団信に加入した方は、毎年、保険料を支払っていました。しかし、金融機関の住宅ローンが主流になりつつある今日においては、原則として「
団信に入ることができない場合には借入れできない」ということになっています。各金融機関は申込本人が亡くなり支払いができない状態になった場合、不良債権となり回収不能になるということ予測し回避しているからです。これが借入れの条件ではありますが、メリットとしては皆さんが公庫のように毎年保険料を支払う必要はなく、金融機関が保証会社に対して生命保険を最初からセットした商品を開発して、皆さんへ住宅ローンとして提供しています。お支払いの毎月の金額(金利)の中にすでに保険料が組み込まれているのです。年をとってからは様々な病気が出てきますので、住宅は健康なうちにしか買えないということも知っておくべきでしょう。

保証料
住宅ローンの融資を受けるためには連帯保証人が必ず必要です。しかし、借入れ金額が大きいため親族等であっても保証は頼みづらいものです。そこで通常は、保証会社を利用して連帯保証人になってもらい、その代償として保証料を支払います。ローンを借入れする審査を通過し保証会社が承諾すれば、晴れて金融機関の窓口で融資を受けることができます。保証料は各金融機関によって異なりますが、大抵は100万円あたり2〜3万円の範囲内で設定されています。金利に0.2〜0.3上乗せして支払う方法もありますし、ローンの種類によっては保証料無料という金融機関や公的融資もあります。

火災保険
火災保険は、
住宅ローンを借りる方にはローンへセットして必ずかけなければなりません。購入した物件が万一火災に遭遇して住めなくなると、住宅ローンだけが残ってしまいます。そこにすまない状況が続くとローンの支払いを滞ることも予測されますので、金融機関はローンを組む年数に応じて強制的にかけてもらうということを融資の条件としています。金融機関によっては、火災保険に質権を設定して、火災に遭遇した場合は原状回復よりも保険金を住宅ローンの返済に優先させる方法をとるとこもあります。また、近隣の飛び火による火災は基本的に民法の判例上、弁償の義務はないので、個人で自己の財産を守るため保険をかけておく必要性があります。現金で購入された方も10年以上の保険には割引もありますので、できるだけ長い保険をかけておくことを強くオススメします。

連帯保証人
申込本人の能力がやや欠ける場合に返済能力を補う方法として一般的に最も利用される手段の1つです。連帯保証人も申込本人同様、個人情報の審査がありますが、基本的に働いているか否かは左程関係ありません。例えば、配偶者であっても申込本人と同居して生活する場合は、基本的にごく自然に連帯保証人になってもらうことが考えられます。そもそも連帯保証人は単身者が購入する場合の保証として金融機関が指定してくるケースが以前は多かったのですが…現在では余程のことがない限り保証人を取ることはなくなってきました。また、保証人は同居者に限らず、金融機関の管轄範囲(支店がある都道府県内)であれば認めてもらえるケースもあります。

収入合算
申込本人の年収が返済能力における返済率から逆算して満たすことができない場合に、同居予定者の所得を合算して世帯年収を上げることで住宅ローンを借入れする方法です。一般的に、ご主人が会社員、奥様がパートなどの場合によく用いられる方法です。もちろん、同居予定者であれば夫婦に限らず親子でもOKです。しかし、親子の場合は結婚しても同居するという証明をしなければなりません。兄弟の場合は、将来結婚せずに長期住み続けるか否か審査の焦点になりますので、保証会社を納得させる証明がない限りは、余程のことがないと認めてもらえません。配偶者、親子に限って許される借入れ方法だと考えてもらった方がよいでしょう。

親子リレー
申込本人が長期の住宅ローンを組みたい場合に年齢から逆算して借入れ年数を希望に満たせないときに、息子・娘と2世代に渡り返済を約束する引継ぎ型の返済方法です。例えば、母が50歳の場合、ローン返済期間を35年として支払いを安くしてスタートしたいと考えても80歳が完済年齢の住宅ローンであれば最長30年しか組むことができません。娘が25歳会社員であれば、娘に引き継ぐ形で娘の年齢から返済期間を算出し35年払いとすることができます。しかし、あくまでも母が80歳になるまでは主債務者であり、娘は連帯債務者となります。その場合に、団体信用生命保険は通例から娘にかけられることになります。母が主債務者なのに保険は娘と少し矛盾しているように思えますが、金融機関としては先の長い娘に保険をかけることで、債務不履行を回避することを考えているからです。

共同担保
申込本人の返済能力に不安がある場合に、購入物件以外の土地建物に抵当を付け担保にすることで融資条件を満たす方法です。自己所有している土地建物または親族所有の土地建物に金融機関が2物件同時に同じ抵当権を付けます。そうすると返済が終了するまで金融機関は融資額に対して、2物件の担保を取ることができます。そもそもこの共同担保は、自営業や会社役員の方に対し、融資条件として土地建物に抵当(根抵当)を付けることで破産・倒産による債務不履行からリスクを回避する考え方によるものです。一般的に住宅ローンの場合には左程用いることはありませんが、年齢が高くなり所得が下がるとこのような方法で信用を得るということも覚えておいた方がよいでしょう。


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